宮崎県が主催する第2回「美しい宮崎づくり」のつどいが、10月30日に宮崎市内で開かれた。イベントには自治体や関係団体及び企業の関係者、一般参加者など200人超が参加。美しい宮崎づくり知事表彰と事例発表が行われたほか、基調講演やパネルディスカッションを通じて、美しい宮崎づくりに対する気運を高めた。
宮崎県が定める毎年11月の「美しい宮崎づくり推進強化月間」にあわせて開催されたもの。県民の心豊かな暮らしや活力ある地域社会を実現するため、市町村や県民、事業者が一体となって地域の素晴らしい景観を守り、創り、生かすことによる魅力ある地域づくり「美しい宮崎づくり」をそれぞれの立場から推進する。
イベントでは、美しい宮崎づくりに対する優れた取り組みや功績を称える「美しい宮崎づくり知事表彰」の表彰式を開催。大賞を受賞した小川作小屋村運営協議会、奨励賞を受賞した宮崎をひかりで変える委員会など7団体の代表に河野知事が表彰状を贈り、小川作小屋村運営協議会の上米良秀俊会長が取組内容などを紹介した。
奨励賞を受賞した宮崎を「ひかり」で変える委員会(森山福一委員長)は、一般社団法人宮崎県建築士会や宮崎地区を中心とする宮崎県電気工事業工業組合青年部協議会の有志一同が参画。官公庁をはじめとする公共施設や、県内各地の観光名所・観光施設のライトアップを通じて、美しい夜間景観の創出に貢献している。
挨拶で河野知事は、表彰受賞者の尽力に敬意を表するとともに「美しい宮崎づくりに向けた取り組みを全県に拡げていきたい」と述べた。一方で、ラグビーワールドカップや東京オリパラ、国民文化祭、国民体育大会の開催に伴い、国内外から来宮する多くの人達に「美しい宮崎を強くアピールしていきたい」と意気込んだ。
当日はこのほか、NPO法人大分研究所の加藤千明氏が「こどもたちのこどもたちのために」と題して講演。コーディネーターに木佐貫ひとみ氏(フリーパーソナリティ)、パネリストに加藤氏と初鹿野聡氏(NPO法人みんなのくらしターミナル)を迎え、「未来へつなぐ美しい宮崎づくり」をテーマに意見を交わした。