一般社団法人宮崎県サッシ協会(松下良会長)は10月9日、宮崎市立宮崎西小学校で平成30年度の「技術メンテナンス奉仕作業」を実施した。作業には中央支部に所属する13社から28人の技術者らが参加。老朽化して開閉しにくくなった窓や引き戸のメンテナンス作業に汗を流した。
宮崎県サッシ協会が毎年実施しているメンテナンス奉仕作業は、30年以上前から続く協会のメイン事業の一つ。宮崎市内の学校施設を対象として、秋休み明けの登校日を前に、生徒達が安全で快適な学校生活を送ることができるよう、日頃の業務で培った技術を活かした地域貢献活動に取り組んでいる。
作業当日の午前8時に参加者一同が現地に集合。松下会長から挨拶があったのち、技術検査員長の大峯康誠氏が作業内容を説明し、参加者は4つの班に分かれて各所で作業を開始した。作業では、経年劣化に伴い開閉しづらくなった引き戸や窓の状態を確認し、建付け調整や戸車の取り替えなどを行った。
宮崎県サッシ協会の松下会長は例年行っている奉仕作業が会員各社の協力の下に成り立っていることに感謝を述べたのち「20年後、30年後の未来を担う子ども達が、安心安全に生活でき、勉強に専念できるよう、私たちができる環境整備を行っていこう」と参加者に呼び掛けた。
一方、宮崎西小学校の戸髙達之校長は「台風や災害に備えるために、教職員で設備のチェックなど行っているが、調整や修理が難しく苦労していた。今回、プロの技術者の皆様にメンテナンスを行っていただき大変ありがたい」と感謝の意を示した。