11月18日は「土木の日」。道路及び河川など社会資本整備の意義と重要性を認識してもらうとともに、土木技術及び土木事業に対する理解を深めてもらうことを目的として、全国各地で土木に関するイベントが催されている。宮崎県内に於いては、県内各地区の小学校に於いて、土木に関する出前講座や重機への試乗、測量機器を用いた実習等のふれあい体験のほか、県内建設関連団体による校内の奉仕作業が実施されている。
■日向地区/建機運転や測量体験に初挑戦
日向地区の土木の日イベントは17日、門川町立五十鈴小学校で開催された。同校の5年生43人を対象に、土木に関する出前講座やふれあい体験を実施したほか、建設関連団体が校内の樹木剪定や除草作業に汗を流した。
出前講座では、日向土木事務所の担当者が土木の仕事や役割、北部港湾事務所の担当者が門川漁港で取り組んでいる防波堤整備について説明。土木技術が▽生活しやすくなる▽豊かに暮らせる▽災害から生活を守る―ために役立っていることを学んだ。
ふれあいイベントでは、建設関連団体から参加した技術者らと共にアーチ橋づくりに挑戦。生徒達は皆で協力しながら、レンガと砂を使ってアーチ橋を完成させ、全員が乗っても壊れない強固な橋の造りに大きな歓声を上げた。
また、建設機械の試乗体験や測量機器の実習体験のほか、飛行するドローンの模様も見学した。建機に初めて試乗した男子生徒は「機械を動かすのは難しかったけど楽しかった。また乗ってみたい」と笑顔で話した。
▽参加団体=日向土木事務所、北部港湾事務所、門川町、日向地区建設業協会(建和会)、宮崎県測量設計業協会日向支部、宮崎県造園緑地協会日向支部、緑風会。