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宮崎県電業協会 高校生対象に現場見学会を開催

 一般社団法人宮崎県電業協会(牛島宏会長)は7日、宮崎県立都城工業高等学校電気科の2年生36人を対象とした現場見学会を開催した。中心市街地中核施設整備の建設工事現場に於いて、県南地域部会都城支部(田之上正春支部長)の担当者が工事概要等を説明し、電気工事の配線や機器取付等の作業を見学した。

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 協会では地元高校生を対象とした活動を昨年から行っている。今回実施した見学会は、実際の建設現場に於いて、施工内容や技術等についての知識を学ぶと共に、電気工事業に対する理解を深め、将来の職業選択の参考としてもらうことを目的に実施された。

 当日は、旧大丸センターモール跡地の中心市街地中核施設整備支援事業の現場事務所前で開式が行われ、都城市商工観光部商工政策課の枝村課長が「見学会を有意義な時間にしてもらい、完成後には図書館等の施設を是非とも活用して欲しい」と挨拶。その後、田之上支部長による注意事項説明や、各担当者による工事概要の説明が行われた。

 参加した生徒達は2班に分かれ、子育て世代活動支援センター等複合施設工事(マエムラ・久保JV)と、図書館等複合施設大規模改修工事(九南・内村・霧島JV)の各現場で、都城市及び各現場の担当者とともに施工状況を見学した。

 子育て世代活動支援センター等複合施設工事の現場では、マエムラ電設の戸高現場代理人が工事概要や主要設備について生徒達に説明を行い、屋上キュービクルや施設内の電気設備を中心に実際の現場を見学した。一方、図書館等複合施設大規模改修工事の現場では、九南の木幡現場代理人が工事概要を説明したのち、館内の照明等の電気設備や、非常用発電設備、情報通信網設備等について見学を行った。

 参加した生徒は「大きな工事現場を見学させてもらい、キュービクル等の大型電気設備を見られることでとても勉強になった。また、現場での電気工事に携わる人の多さに驚いた。これから、将来に必要な資格取得を目指して勉強し、いずれ自分も大きな現場で働きたい」と感想を述べた。

 田之上支部長は「普段見ることができない内容を見学し、生徒達の良い経験になったと思う。今後の勉強にも役立ててもらい、将来は我々の業界の担い手になってもらえれば嬉しい」と期待を寄せた。