一般社団法人宮崎県建築協会青年部会(甲斐宏昌部会長)は9月29日、宮崎市の大淀公民館で平成29年度「公共建築物保全活動」を実施した。青年部が取り組む奉仕活動の一環として行われ、参加した青年部会員ら42人は、経年劣化が進む同公民館の点検・補修作業に汗を流した。
青年部会の奉仕活動は、会員の更なる団結と奉仕に対する意識の向上を図ることを目的に平成9年度より実施しているもの。これまでに、児童を対象とした木工教室の開催や保育所の保全点検活動などに取り組んでおり、長年にわたる地道な活動が評価され、平成24年度には宮崎市から感謝状が贈られている。
今年度の奉仕活動は宮崎市の大淀公民館で行われ、青年部会員ら42人が参加。作業に先立ち挨拶に立った井上竜志副部会長は、「屋外での作業等もある。安全に留意して作業に取り組んで欲しい」と呼び掛けた。大淀公民館の野邉宏久館長は「当公民館利用者が安全で快適に活用できるよう、点検保全作業をお願いします」と感謝の辞を述べた。
担当者が事前に打ち合わせた作業内容を説明したのち、参加者は各持ち場へと移動。経年劣化していた引き戸やドアノブの調整、不具合箇所の補修、調理室の建具調整、花壇内にある切り株の撤去などのほか、足場を組み2階窓の外部清掃に取り組んだ。終了後には施設内外は見違えるように整備されていた。