一般社団法人宮崎県電業協会西都支部と西都電気工事業協同組合の有志一同は23日、西都市内で「公共建築物の電気設備保守点検・清掃ボランティア活動」を行った。両団体に所属する企業の技術者ら14人が西都市内の公営住宅を巡回し、階段灯や外灯の清掃作業、引込開閉器盤の点検作業などに汗を流した。
平成25年度までは西都電気工事業協同組合が公園や学校、公営住宅等の電気設備を対象としたボランティア活動を実施していたが、平成27年度からは宮崎県電業協会西都支部との共同で活動を展開。今年度の活動は、毎年8月の電気使用安全月間に合わせて、西都市内の公営住宅4箇所で実施された。
作業当日の早朝、参加者一同は西都電気工事業協同組合に集合。作業内容や留意点について説明を受けたのち、4つの班に分かれて作業を開始した。参加者は、階段灯や外灯などの共用灯器具の清掃作業に汗を流し、引込開閉器盤の点検作業なども実施した。点検結果や不具合箇所のほか、点検を行う中で気付いた危険箇所等について、西都市に報告を行うこととしている。
宮崎県電業協会西都支部の甲斐浩志支部長は、「日頃からお世話になっている地域への恩返し」であることと合わせて、「この活動は、我々の技術を地域住民にアピールする数少ない機会となっている。今後も行政や市民の方々に貢献できるよう、組合と協力しながら引き続き活動を行っていきたい」と意気込みを語った。