一般社団法人宮崎県産業廃棄物協会の青年部(橋邉順三郎部会長)が主体となり、9日に宮崎港東埠頭で平成29年度の「ボランティア清掃活動」が行われた。炎天下の中で行われた清掃活動には、青年部と県央支部の会員ら40人が参加。敷地のゴミ拾いや除草・伐採作業に汗を流した。
奉仕活動は、全国産業廃棄物連合会青年部協議会が提唱する「CSR2プロジェクト」(企業の社会的責任)に基づき、産廃処理業界における地域貢献活動の一環として、環境月間である6月に合わせて一斉に行われたもの。宮崎県産業廃棄物協会では、平成24年度から宮崎港の清掃及び草刈作業に取り組んでいる。
作業当日、現地に青年部及び県央支部のメンバーが集合。宮崎県中部港湾事務所の担当者が「永年にわたる協会の献身的な活動に対し、港湾管理者として、また利用者を代表して御礼申し上げる。ケガや熱中症に気を付けて作業にあたって欲しい」と挨拶したのち、作業場の注意点や作業箇所を確認して作業に入った。
参加者は手分けして周辺のゴミ拾いに取り組んだほか、持参したチェーンソーや草刈り機を使用して伸びきった雑草、雑木の除去作業に取り組んだ。作業は2時間程度行われ、不法投棄された山のようなゴミが集められると共に、敷地もすっきりと片付き、辺りは見違えるように綺麗になった。
橋邉部会長は「地域に根差した社会貢献を第一に考え、これが業界全体や団体、企業のイメージアップに繋がると共に、九州各県の組織同士、青年部同士の絆の強化に繋がれば嬉しい」と活動の意義を強調。「利用者に喜んでもらえるよう、今後も活動を継続していきたい」と意気込みを語った。