宮崎県県土整備部の技術系OB職員でつくる全建緑陽会(山田康夫会長)は10日、西都市の国道219号春田バイパスで平成29年度「ボランティア美化活動」を実施した。作業には西都市の庭師二十日会(竹内勝彦会長)のメンバーを含む約30人が参加し、平成20~21年度に植樹したしだれ桜などの手入れに汗を流した。
全建緑陽会は、本県の建設技術向上や事業推進に資することなどを目的に設立された団体。これまで長年にわたり、県内各地で除草や清掃、道路・河川美化、植樹などのボランティア活動を積極的に展開している。
作業当日、全建緑陽会の会員と西都市内の造園関係者で組織する庭師二十日会のメンバーが、東九州自動車道・西都IC付近の春田バイパス内に設けられた駐車帯に集合。庭師二十日会の指導と協力の下、過去に同会が植樹したしだれ桜の剪定や施肥、支柱の補強を行うと共に、周辺のゴミ拾いに汗を流した。
山田会長は、「宮崎県の建設行政に携わってきた者として、これまでの経験や知識を生かした活動が道路環境の向上や地域貢献に繋がれば嬉しい」と話すと共に、「地元の方々と協力して植樹・手入れを続けた桜が満開になり、西都地域の新たな名所になってくれれば」と、開花に期待を込めた。