宮崎県中小企業団体中央会青年部の主催、宮崎県と宮崎県中小企業団体中央会の共催による未来の仕事体験イベント「みやtheキッズモール」が、29日に宮崎市内で開かれた。製造業や建設業など各業界のプロフェッショナルが職業体験ブースを開設し、訪れた子供達は親子で楽しみながら様々な仕事の内容を体験した。
県内中小企業の人材確保及び定着支援などを目的に、毎年開催されているもの。主催した中央会青年部の長友賢二部会長は、「イベントを通じて地元宮崎にも素晴らしい仕事が沢山あることを子供達に知ってもらいたい。実際に見て、聞いて、触って、体験してもらうことで、何かひとつでも子供達の思い出に残れば」と話す。
建設業関連では、宮崎県防水工事業協同組合青年部が、カラフルなテープを線に沿って貼り付ける「マスキングテープ体験」を実施。宮崎県畳工業組合青年部のブースでは、技能者の指導を受けながらミニ畳の製作に取り組み、宮崎県室内装飾事業協同組合青年部のブースでは、紙箱に台紙を貼り付けて貯金箱を完成させた。
また、宮崎県広告美術協同組合青年部は年賀状等に使える戌のイラスト作成、宮崎県貯水槽清掃協同組合青年部は残留塩素濃度の測定体験、日本青年会議所宮崎ブロック協議会は防災に関するブースをそれぞれ設置。宮崎県電気工事業工業組合青年部協議会のブースでは、照明やコンセントの取り付け体験が行われた。
3回目となる今回も開場と同時に多くの家族連れが来場し、場内は終日、大いに賑わいを見せていた。宮崎県電気工事業工業組合青年部協議会の長友光広副会長は、「子供のうちに様々な仕事を知ることで、将来の職業の選択肢が広がることもある。その中でも建設業に興味を持ってもらえれば嬉しい」と話した。