西都市の阿萬建設株式会社(阿萬憲二代表取締役)は10月16日と17日の2日間、西都市杉安の和田川流域で河川ボランティア活動を行った。
宮崎県の「企業協働河川アダプト制度」に基づき、認定企業である同社が実施したもの。同社の職員10人が作業に参加し、河川敷の除伐及び清掃作業に汗を流した。
宮崎県の企業協働河川アダプト制度は、管理河川のボランティア活動(アダプト活動)を支援し、官民協働による河川管理の推進と良好な河川環境の維持向上を図るもの。対象河川区域内の除草や清掃・美化活動、河川管理施設等の異常の報告・情報提供等に協力する団体や企業を募集・認定している。
作業の参加者は、伸びきった竹や古木を重機で伐倒・除去したほか、周囲のゴミ拾いなどに黙々と取り組んだ。作業終了後には対象区域はすっきりと整理されていた。阿萬社長は「工事の際は地元の方々に御迷惑をかけている。地域貢献の意味も込めて、美化活動で恩返しができれば」と話した。
ことし9月時点に於けるアダプト活動認定企業・団体は20者。宮崎県では、活動を1年以上・年2回以上実施できることや、活動区域内に本店・営業所を有していることなどを要件に、認定企業及び団体を募集している。問い合わせ先は、宮崎県県土整備部河川課(電話0985-26-7184)。