11月18日は「土木の日」。道路及び河川など社会資本整備の意義と重要性を認識してもらうとともに、土木技術及び土木事業に対する理解を深めてもらうことを目的として、全国各地で土木に関するイベントが催されている。宮崎県内では、各地区の小学校に於いて、土木に関する出前講座や建設関連団体による奉仕作業等が実施されている。
■延岡地区/遠隔リモートで工事現場を紹介
延岡地区の土木の日イベントは11月25日、延岡市立伊形小学校で開催された。同校の6年生を対象に、宮崎県延岡土木事務所と延岡地区建設業協会が土木に関する出前講座を行ったほか、宮崎県測量設計業協会延岡支部がふれあい体験を行った。
出前講座で延岡土木事務所は、土木の日の由来や土木の仕事を紹介。延岡地区建設業協会は、会員が施工する工事現場をリモートで紹介し、各現場の担当者が工事の目的や内容、機械や材料などを説明した。鉄筋の重さや橋の高さを当てるクイズにも挑戦した。
ふれあい体験では、宮崎県測量設計業協会延岡支部がドローンで撮影した同校の3D映像を鑑賞し、指導を受けながらドローンの操縦を体験した。また、割り箸を使ってダ・ヴインチ橋を作ったり、「ポケドボ」を使って防災対策の必要性を学んだ。
イベントに参加した生徒は、「測量の最新技術に驚いた」「みんなの安心・安全な生活のために土木の仕事をしていることが分かった」「土木の仕事がなくてはならない仕事だということが分かった」などと笑顔で話した。