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宮崎県建設業協会が現場見学会

 建設産業の魅力を知ってもらおうと、一般社団法人宮崎県建設業協会(藤元建二会長)は11月16日、県立日向工業高等学校の建築科1年生を対象とした現場見学会を開いた。株式会社増田工務店と株式会社岩切建設の特定建設工事共同企業体が施工する高鍋信用金庫本店の建設現場を見学し、建設業に対する理解と興味を深めた。

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 宮崎県建設業協会では、建設産業の健全な発展や担い手の確保・育成、業界のイメージアップを図ることなどを目的に、若年者入職促進や人材育成に係る各種事業を展開。県内工業及び農業高校の建設系学科生徒を対象とした出前講座や現場見学会のほか、就業体験(実施主体は各地区建設業協会)などに積極的に取り組んでいる。

 高鍋信用金庫の本店新築は、老朽化への対応や防災面の備えに加え、来たる同社の100周年に向けた記念事業の一環として、現在の本店敷地内に建て替えるもの。新たな本店の建築規模は、鉄筋コンクリート造で6階建、延床面積は4393m2。既存の本店の解体工事や外構工事を含め、2022年2月末の完成を目指している。

 16日の午前中に行われた見学会では、増田工務店建築部建築課の中西俊貴氏が、工事の概要や進捗状況を説明。全行程を8つのステップに分けて、各工程で実施する作業内容を説明したほか、柱の数を抑えて建物内部のスペースを広く確保するため、構造体の梁に対してPC鋼材を緊張する工事を行っていることなどを解説した。

 説明後には建物1階の内部に移動し、躯体の仕上がりなどを自由に見て回った。質疑応答では、梁や階段を設置する方法のほか、現場で求められる資格などについて生徒が尋ねた。生徒の代表は「初めて建設現場を見学して、とても良い経験になった。この経験を生かして、これからの勉強を頑張っていきたい」と意気込んだ。

 現場事務所長の的場俊樹氏(増田工務店)は、「建物を造る過程を間近で見る機会はなかなか無い。自分の目で見て、肌で現場を感じ、鉄筋や型枠など様々な職種があることを知ってもらいたい」「見学会を通じて、建設業に対する興味や関心を深め、将来、地元の建設会社で活躍する技術者になってもらえれば」と期待を込めた。

 午後からの見学会は、案内役を一般社団法人宮崎県建築士会日向支部にバトンタッチし、吉原・森特定建設工事共同企業体が施工する「門川町新庁舎建設工事」の建設現場を見学した。