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宮崎電気工組と県電業協会

 宮崎地区電気工事業協同組合と一般社団法人宮崎県電業協会は11月12日、宮崎市内で災害時用備蓄発電機の無償保守点検を行った。両団体に加盟する事業所から約30人が参加。各班に分かれて市内の小中学校9校を訪問し、学校に備え付けてある非常用発電機の動作確認や点検作業に取り組んだ。

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 大規模な自然災害等への備えとして、宮崎市は収容人数300人以上の避難所100箇所にガソリンエンジン発電機と投光機を配置。ただ、部品や本体の経年劣化が進んでいる発電機もあり、管理を学校側に一任していることから、定期点検や動作確認等が十分に行われていない状況にある。

 開始式で、宮崎地区電気工事業協同組合の島田理事長は、各地で相次ぐ自然災害について言及した上で、組合員の技術を生かした地域貢献活動であることを強調。「実際に学校内で発電機を動かす機会は少ない。災害等の非常時に備えるため、しっかりと確認・点検してもらいたい」と呼び掛けた。

 各校に移動した参加者は、チェックリストに基づき、エンジンオイル量や汚れ、フィルター及びエレメント類、点火プラグ、排煙・排ガス、異音・異常振動の有無、切替器・スイッチ類・調整器類、漏電―などの状態を細かく点検。学校に備え付けてあるバルーン型投光器を使って負荷試験も行った。

 点検結果は学校に報告し、発電機の適切な維持管理や部品交換等に活用してもらう。両団体では、昨年度までに95台の発電機の無償保守点検を行っている。