一般社団法人宮崎県警備業協会の青年部(山下晃司部長)は、10月16日に宮崎市で行われた「宮崎駅西口駅前広場再整備事業」の完成式典で、雑踏警備のボランティア活動を行った。完成式典に加え、その前後に催された音楽イベントの会場に於いて、ソーシャルディスタンスの確保や通路の確保をプラカードを使って促した。
宮崎県警備業協会では、将来の警備業界を担う若者がアイデアを持ち寄り、相互に研鑽して自らを高め、互いに団結することで業界の健全な発展に寄与することを目的として、今年度に青年部を新設。今回の完成式典の開催にあたり、多人数が集合する可能性があることから、雑踏事故の防止を目的とした奉仕活動に取り組んだ。
式典当日、現地に集合した青年部員は、宮崎県の担当者と雑踏警備の方法などを確認。式典前に行われた地元高校の吹奏楽部による演奏や事業の完成式典、式典後の国民文化祭及び全国障害者芸術・文化祭のPRイベントで、新型コロナウイルス感染防止対策のための距離や通路の確保を、プラカードを使って来場者に示した。
新型コロナ感染防止対策として、イベント開催時にはマスクの着用や手指の消毒、検温の実施のほか、参加人数を制限することなどが求められている。宮崎県警備業協会の担当者は、「私達が雑踏警備を実施することで、イベントの開催基準を遵守し、来場される方々に安全・安心にイベントを楽しんでもらえれば」と話す。