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増田工務店に感謝状を贈呈 エコアクション21の取組継続

 中小企業等でも容易に取り組むことができる環境経営システム「エコアクション21」の認証・登録制度を運営する一般財団法人持続性推進機構は、株式会社増田工務店が10年継続して同制度に取り組んでいることへの感謝状を贈った。地域事務局みやざきの大野雅貴事務局長らが7日に同社を訪ね、増田秀文社長に感謝状と記念の盾を手渡した。

 エコアクション21は、環境省が定めたガイドラインに基づき、環境への取り組みを適切に実施し、環境経営のための仕組みを構築・運用・維持するとともに、環境コミュニケーションを行っている事業者を認証・登録するもの。全国の中小事業者に広がりをみせており、宮崎県内ではことし9月時点で137社が同制度の認定を受けている。

 国際標準化機構のISOをベースとしつつ、中小事業者でも取り組みやすい環境経営システムの在り方をガイドラインに規定。事業者は、二酸化炭素や廃棄物の排出量、総排水量を把握した上で、▽省エネルギー▽廃棄物の削減とリサイクル▽節水―などの取り組みを規定し、これらの取組状況を環境活動レポートとして作成・公表する。

 増田工務店は、県内建設業で初めてエコアクション21の認定・登録を受け、トップランナーとして積極的に環境に配慮した社業に取り組んでいる。増田社長は「エコアクション21を運用していく中で、現場や事務所で働く一人ひとりが環境について考え、これらの積み重ねがより良い環境の保全に繋がっていく」と話す。

 エコアクション21地域事務局みやざきの大野事務局長は、経営事項審査に於ける加点措置や経費・コスト削減などの利益面だけでなく、環境や経営に対する職員の意識向上などを大きなメリットに挙げ、「将来の子供達により良い環境を残すためにも制度の認証・登録に積極的に取り組んで欲しい」と話す。

 制度に関する詳細は、地域事務局みやざきのホームページ等で確認できる。問い合わせ先は、電話0985-51-2077(公益財団法人宮崎県環境科学協会内)。

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