高千穂地区建設業協会青年部(竹尾英樹部長)は12月6日、県立高千穂高等学校で出前講座を開講した。同校が実施している「進路ガイダンス」の一環として、建設業の聴講を希望する1年生20人を対象に、青年部員が建設業の仕事内容や地域に果たす役割りなどを紹介した。
近年の人手不足や技術者の高齢化を背景に、建設業界では担い手の確保や育成、技術の継承などが急務となっている。高千穂地区建設業協会青年部では、若年就労者の入職促進などを目的に、同校が実施している進路ガイダンスに沿う形で、建設業に関する出前講座を初めて行った。
授業では、竹尾部長と冨髙徹雄氏、甲斐勇磨氏の3人が講師となり、建設業に入職したきっかけや建設産業の社会的役割について説明。建設業が地域の役に立つ仕事であり、やりがいを見出せる仕事であること、地図や記憶に残る仕事であること、男性だけでなく女性も活躍できる仕事であることを紹介した。
授業ではこのほか、ドローンで撮影した写真及び映像を鑑賞し、近年の建設業に於けるICT化や平常時のみならず災害対応として最新技術が活用されていることを紹介した。竹尾部長は「中学生や高校生を対象とした出前講座を今後も継続して行い、担い手の確保及び担い手不足の解消につながれば」と話した。