11月18日は「土木の日」。道路及び河川など社会資本整備の意義と重要性を認識してもらうとともに、土木技術及び土木事業に対する理解を深めてもらうことを目的として、全国各地で土木に関するイベントが催されている。宮崎県内に於いては、県内各地区の小学校に於いて、土木に関する出前講座や重機への試乗、測量機器を用いた実習等のふれあい体験のほか、県内建設関連団体による校内の奉仕作業が実施されている。
■パネル展等で土木の技術をPR
宮崎県「土木の日」実行委員会本部は、今年度の「土木の日」のイベントとして、小学生を対象とした出前講座や現場見学会を行ったほか、11月26日と27日の2日間、宮崎市内のショッピングモールでパネル展を開催した。
パネル展では、ことし4月に発生した熊本地震に於ける建築物や構造物の被災状況写真を掲載。歴史的建造物である熊本城や阿蘇神社、国県道路及び橋梁、住宅等が多数被災する中、産学官の技術を結集して早期の復旧・復興に努めていることを紹介した。
また、模型による実験で砂防堰堤に土砂を食い止める効果があることを紹介すると共に、情報化施工やUAVによる測量、ドローンによる災害調査、東日本大震災の津波映像などをまとめたDVDを放映し、土木の技術や必要性をPRした。
▽宮崎県「土木の日」実行委員会=宮崎大学、宮崎河川国道事務所、延岡河川国道事務所、宮崎港湾・空港整備事務所、宮崎県県土整備部、宮崎市建設部、九州電力宮崎支社、宮崎県建設業協会、宮崎県舗装協会、宮崎県地質調査業協会、宮崎県港湾漁港建設協会、宮崎県測量設計業協会、日本技術士会宮崎県支部、宮崎県造園緑地協会、宮崎県コンクリート製品協同組合、宮崎県土木コンクリートブロック協会、宮崎県法面保護協会、宮崎県生コンクリート工業組合、宮崎県骨材協同組合連合会、宮崎県土木建築資材販売連絡協議会、宮崎県建設機械器具リース業協会、宮崎安全施設事業協同組合。