11月18日は「土木の日」。道路及び河川など社会資本整備の意義と重要性を認識してもらうとともに、土木技術及び土木事業に対する理解を深めてもらうことを目的として、全国各地で土木に関するイベントが催されている。宮崎県内に於いては、県内各地区の小学校に於いて、土木に関する出前講座や重機への試乗、測量機器を用いた実習等のふれあい体験のほか、県内建設関連団体による校内の奉仕作業が実施されている。
■土木の仕事に興味を持って!
宮崎地区の土木の日イベントは11月22日、宮崎市立学園木花台小学校で開催された。同校の5年生58人を対象に、出前講座や土木とのふれあい体験が行われたほか、イベント開催に先立ち、宮崎安全施設事業協同組合が校内の路面標示を整備した。
出前講座では、▽道路を造る・修理する▽花や木を植える▽災害から家を守る―など、身の回りで土木の技術が活躍していることを説明。安全安心で快適な生活が送れるよう、社会基盤を造ることや守ることが土木の仕事であることを学んだ。
屋外で行われたふれあい体験では、レンガを使用したアーチ橋づくり、測量機器を使った距離当てゲーム、高所作業車への試乗体験などを実施。アーチ橋では、型枠を抜いた橋を無事に渡り終えた児童から「本当に渡れた!」と歓声がわき上がった。
山田公也教頭は「当たり前に使っている道路や橋を多くの人が大変な思いで造っていることを知り、仕事の大切さを肌身で感じて欲しい」と話した。宮崎土木事務所の中武透主幹は「将来の担い手として一人でも土木に興味を持ってもらえれば」と話した。
▽参加団体=宮崎土木事務所、中部港湾事務所、建設技術センター、宮崎市、宮崎地区建設業協会、宮崎県測量設計業協会、宮崎県造園緑地協会宮崎支部、日本造園建設業協会宮崎県支部、宮崎安全施設事業協同組合。