11月18日は「土木の日」。道路及び河川など社会資本整備の意義と重要性を認識してもらうとともに、土木技術及び土木事業に対する理解を深めてもらうことを目的として、全国各地で土木に関するイベントが催されている。宮崎県内に於いては、県内各地区の小学校に於いて、土木に関する出前講座や重機への試乗、測量機器を用いた実習等のふれあい体験のほか、県内建設関連団体による校内の奉仕作業が実施されている。
■西都地区/土木は大きな物を造るプロ
西都地区の土木の日イベントは10日、西都市立穂北小学校で行われた。同校の5年生28人を対象に、土木を学ぶ出前講座やふれあい体験が催されたほか、建設関連団体の職員が多数参加し、校内の環境美化奉仕作業に取り組んだ。
西都土木事務所の担当者は、土木の仕事や現場で使う重機を紹介し「土木で働く人達は大きなモノを造るプロ選手である」と説明。土砂災害の模様を撮影した映像や模型を用いての説明では、生徒達が驚きの声を上げ、土木の重要性を感じ取っていた。
ふれあいイベントでは、発泡スチロールのパーツを組み立ててアーチ橋を造り、その上を渡る生徒達から大きな歓声が上がった。測量教室では、トータルステーションの仕組みや役割について学び、距離当てクイズなどに挑戦した。
一方、校内に於いては、関係団体の職員が築山盛土やグラウンド整備、樹木選定などの環境美化奉仕作業に汗を流した。
▽参加団体=西都土木事務所、西都市、西都地区建設業協会、西都地区建築業協会、西都測量設計業協会、西都造園工事組合、西都電気工事業協同組合。