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宮崎・都城などで防災訓練 九地整

 国土交通省九州地方整備局は2日、平成26年4月に策定した南海トラフ巨大地震対策「九州ブロック地域対策計画」に基づく防災訓練を各地で実施した。広域実動派遣訓練、道路啓開等訓練、災害対策本部運営訓練を通じて、陸上自衛隊や警察、消防、宮崎県及び自治体などの防災関係機関との連携体制を確認した。

 広域実動派遣訓練では、被害の大きい九州東側地域へ西側の各事務所よりTEC-FORCE(テック・フォース)や災害対策車両等を派遣。進出拠点である都城・おおの・ゆふいんの各道の駅に集結した後、災害対策本部からの情報提供と指示を受けて、人員と対策車両が被災地に向けて進出した。

 宮崎県総合運動公園付近で行われた道路啓開等訓練では、津波浸水エリア内の道路上で走行不能となっている車両に取り残された要救助者を救出した後、走行不能車両や災害廃棄物の撤去作業をTEC-FORCEと関係機関が実施。道路啓開完了後には、、排水ポンプ車などの関係車両が当該箇所を通過した。

 一方、福岡市の本局で行われた本部運営訓練では、防災ヘリや訓練各所からの映像を基に、本局災害対策本部で道路や河川などの被災状況の全体像を把握し、その後の活動方針について現地のTEC-FORCEと情報を共有した。九州防災連絡会の構成機関と連携した現地対策本部との情報共有訓練にも取り組んだ。

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