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延岡新庁舎で高校生対象に見学会 宮崎県電業協会

一般社団法人宮崎県電業協会(安田耕一会長)は9月23日、県立延岡工業高等学校の生徒を対象とした「延岡市新庁舎見学会」を開催した。電気電子科に通う1年生40人が、高層棟の中央監視室や電気・機械室、太陽光発電設備などを見学したほか、現在も施工が進む低層棟1階ロビーの施工状況などについて説明を受けた。

 高校生を対象とした今回の見学会は、延岡市新庁舎の電気設備全般を見学することで、最新の設備の実態とその役割の重要性について知識を広げ、今後の学業の中で役立たせる一方、生徒一人ひとりに電気設備に関する興味を深めてもらい、将来の就職活動や人生設計の指標になることなどを目的として企画・開催されたもの。

 開会式で挨拶した牛島宏副会長は「電気工事にも様々な種類がある。本日の見学会や皆さんがこれから勉強していく中で、自分がやってみたいものを見つけて欲しい」と述べたほか、「庁舎規模の電気工事ができる会社が延岡にもあるということを知り、将来、地元の会社で働いてみたいと考えてもらえれば嬉しい」と話した。

 見学会では、延岡市新庁舎建設担当の梁田英明氏が設計概要、西南電気現場代理人の佐藤廣孝氏が設備概要を説明。高層棟の太陽光発電設備、電気・機械室、議会議事場、中央監視室のほか、施工中の低層棟1階ロビーの状況等を見学した生徒達は、担当者の説明に耳を傾けながら、興味深げに観察していた。

 閉会式では、参加した生徒を代表して柳田尚輝さんが見学会の開催に対する御礼の言葉を述べ、「市役所の様々な設備を見学し、設備関係の仕事をする上での具体的なイメージが浮かんだ。これから一つ一つ確実に資格を取っていき、自分の就きたい職業に就けるよう頑張っていきたい」と意気込みを語った。