高年齢者の雇用促進に取り組む企業を表彰する「高年齢者雇用優良企業等宮崎県知事表彰」と、建設労働者の雇用改善等に取り組む事業所を表彰する「建設雇用改善優良事業所宮崎県知事表彰」の授与式が２６日に県庁で行われた。高齢者雇用表彰を受賞したイマムラテクノ、建設雇用改善表彰を受賞した小野建設と水本建設に表彰状が贈られた。
表彰式は、高年齢者雇用について積極的に取り組む企業等や著しく貢献した団体や、建設労働者の雇用改善等に積極的な活動を展開し、その成果がみられる中小建設事業所に対して努力と功績をたたえるもの。広く県民一般に周知することで、高年齢者の雇用促進や建設労働者の雇用改善に資することを目的としている。
高年齢者雇用優良企業等宮崎県知事表彰を受賞したイマムラテクノ(宮崎市)は、従業員４０人のうち６０歳以上の高齢者が９人在籍している。同社の定年は６０歳であるが、希望者全員を７０歳まで継続雇用する制度を導入し、その後も会社が必要な人材と認めた場合には雇用を継続している。
建設雇用改善優良事業所宮崎県知事表彰を受賞した小野建設(日南市)と水本建設(諸塚村)の２社は、管理・監督者等に経営管理に関する研修を受講させるなど、雇用管理者の資質向上に努めていることや、退職金共済制度への加入など建設労働者の福祉増進に努めていることなどが高く評価された。
表彰式には受賞した各社の代表が出席。内田欽也副知事から表彰状が贈られた。表彰後の懇談で、イマムラテクノの今村章一郎社長は「高齢の方が働きやすい職場環境づくりを展開していく」と話し、水本建設の水本社長は「地元の若手技術者に県内に留まってもらえるように雇用改善に努めていく」と語った。