日向市の旭建設株式会社(黒木繁人代表取締役社長)は、11月11日に日向市立細島小学校で出前授業を開講した。細島小学校の6年生13人を対象に講演を行ったほか、同社の社員と生徒達が一緒にトイレの清掃作業に汗を流した。
出前授業では、生徒達に働くことを身近に感じてもらおうと、同社の若手社員である松林瑞樹氏が「夢や希望を広げよう」と題して講演。子供の頃の夢や仕事について自身の経験を交えながら語り、生徒達から寄せられた多数の質問に丁寧に回答した。
講演後には、旭建設が実践している「トイレ掃除に学ぶ会」の活動が行われた。人が嫌がる作業を行うことで、謙虚さや感謝の心を身につけるために取り組んでいるもの。同社では社員一同が趣旨に賛同し、積極的に清掃作業に参加している。
清掃道具の使用方法や手順について説明を受けた生徒達は、手に保護クリームを塗って、男子・女子トイレに分かれて作業を開始。社員の指導を受けながら、スポンジやたわし、頑固な汚れにはヘラやサンドメッシュなどを使い便器などを磨き上げた。
参加した生徒は「素手でトイレ掃除をしたのは初めて。最初は抵抗があったけど、どの道具を使って綺麗にするかを考えながら掃除しているうちに、トイレが綺麗になっていくのを見ると楽しかった」などと話した。