日向市の旭建設株式会社(黒木繁人社長)は11月22日、日向市立富島中学校で「トイレ掃除に学ぶ出前授業」を開催した。黒木社長と同社社員が同校を訪ね、1年生156人を対象にトイレ掃除のポイントなどを丁寧に指導した。
旭建設が取り組む「トイレ掃除に学ぶ会」は、人が嫌がるトイレ掃除に積極的に取り組むことにより、謙虚さや気づき、感謝の心を身につける「心磨き」を目的として行われているもの。社員一同がその趣旨に賛同し、同社でも積極的に実践している。
作業に先立ち挨拶に立った黒木社長は、トイレ掃除を単にするのではなく、掃除に学ぶことの重要性を強調。生徒達は校内のトイレ8箇所と水濾し洗いの各班に分かれ、掃除の手順や道具の使用方法について同社社員から説明を受けた。
生徒達は手に保護クリームを塗って作業を開始。社員の丁寧な指導の下、便器や手洗い場、水濾しなどの汚れをスポンジやたわし等で磨き上げ、作業終了後にはトイレ内は見違えるように綺麗になっていた。
作業に参加した生徒は、「素手で掃除をしたことが無かったので抵抗があったが、掃除をしていくうちに綺麗になってくると楽しくなってきた」などと笑顔で話した。