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檍北小で「土木の日」独自イベント開催 宮崎地区建設業協会

 建設業の役割や魅力を子供達に知ってもらおうと、宮崎地区建設業協会(後藤啓嗣会長)は9日、宮崎市立檍北小学校で土木の日の独自イベントを開催した。4年生3クラスの生徒110人を対象に、出前講座や土木とのふれあいイベントを行ったほか、会員企業の職員が多数参加して、校内整備の奉仕作業に汗を流した。

 グラウンドで行われた開式では、後藤会長が建設業の仕事内容や協会の役割などを生徒達に紹介。続いて挨拶に立った檍北小の山本博昭校長は、この日の準備にあたった協会関係者に感謝の意を示すと共に、「授業を通じて土木に関する様々な事に触れ、学んで欲しい」と生徒達に呼び掛けた。

 イベントは▽出前講座▽レンガアーチ橋作成・重機試乗▽セメント手形作成―の各グループに分かれて実施。出前講座で講師を務めた児玉清和氏と宇治橋信雄氏は、11月18日が土木の日である理由や建設業の仕事内容などを説明。災害対応等を通じて多くの人に喜ばれ、地図に残る仕事である建設業の魅力を紹介した。

 体育館では、セメントと生徒達が持ち寄ったアクセサリーを使ってオリジナルの手形を作成。グラウンドでは、重機への試乗体験やレンガを使ったアーチ橋造りに挑戦した。協会員の指導のもと、生徒達は自らが操作する重機の動作に笑顔を見せ、レンガ・水・砂で完成させたアーチ橋が壊れずに渡れることに驚きの声を挙げた。

 校内ではこのほか、会員企業の職員ら約100人が参加して、側溝清掃の奉仕作業に取り組んだ。後藤会長は「将来を担う子供達の学習環境の改善に役立てば」と奉仕活動の意義を話すと共に、「イベントを通じて子供達に建設業のことを少しでも知ってもらえれば嬉しい」と期待を寄せた。

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