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創立60周年の節目を盛大に祝う 九広連が宮崎大会

一般社団法人日本屋外広告業団体連合会の下部組織として、九州・沖縄各県の広告美術団体で組織する九州広告美術業組合連合会(九広連、波田英次会長)は9月30日、宮崎市内で第60回九広連宮崎大会を開いた。多数の関係者が出席し、創立60周年の節目を盛大に祝うと共に、全九州広告美術コンクールの優秀作品などを表彰した。

大会では始めに、今大会の実行委員長を務めた高橋信尋氏(宮崎県広告美術協同組合理事長)が挨拶。高橋氏は「大きな節目の大会を宮崎で開催できることに対して、関係者皆様の尽力に感謝している」と話すと共に、「満足の行くおもてなしができるよう努力する。是非とも宮崎の地を満喫していただきたい」と呼び掛けた。

続いて挨拶に立った九広連の波田会長は、連合会発足から現在に至るまでの業界の変化に言及。「IT化の急速な発展に伴い、時代に合った技術が求められている」と指摘する一方で、近年発生した看板落下事故等の報告を受けて「屋外広告は景観に配慮すると共に、安心・安全を最優先に考えて設置しなければならない」と述べた。

表彰式では、▽九広連賞▽特別功労者▽組織功労者▽永年勤続従業員▽優良従業員―の各受賞者を表彰。また、屋外広告業者の技能向上や優良広告物の促進を目的に、九州・沖縄地区の屋外広告業者がテーマに沿った看板を製作する全九州広告美術コンクールの入賞者も表彰され、作品贈呈や審査講評が行われた。

コンクールのテーマは「花旅みやざき」。様々なアイデアや技術を駆使し、オリジナリティあふれる143点の作品が寄せられ、9月29日から10月1日までの3日間、宮崎中央公園内に展示された。作品の一部は、本県のプロモーションに役立ててもらおうと、各市町村の観光施設や花の名所に設置する予定でいる。

大会ではこのほか、次期大会開催地に選ばれた大分県の三重野修二氏が挨拶し、創立60周年の節目を祝って、参加者全員で万歳三唱を行った。同日には、九広連の▽総務▽啓発事業▽組織振興▽共益事業―の各種委員会や青年部交流会も開催された。

*表彰受賞者は次の通り(敬称略)
▽九広連賞=澤田徳幸(アトリエ+ミューズ)
▽特別功労者賞=杉野祐作(アート)、西山英信(西英工芸)、川原孝徳(工芸プロ)、松本喬(表現社)、水間義隆(フランスヤ)、美坂正幸(美光社)
▽組織功労者賞=中屋利和(アリ・ユアーズ)、渡瀬仁(ワタセ)、川口耕司(ダーク)、安松徹(LLネオン)、吉本有宏(吉本工芸)、新城博(アラキネオン)
▽永年勤続従業員(15年以上)=今村孝志(福田商事)、戸高洋一(前同)、緒方弘美(前同)、大谷清美(前同)、熊元啓律(前同)、渡邊浩二(前同)、安井誠(前同)、景山益美(東亜ネオン産業)、新濱聡美(前同)、林田裕嗣(ベル工芸社)、林田泰輝(前同)、渡辺由紀夫(吉本工芸)、清水寿律(前同)、谷之上亨(デザインスギタ)、甲斐守(白馬)
▽永年勤続従業員(7年以上)=隅本英治(福田商事)、山本勝一(前同)、清水彩加(前同)、川島孝典(前同)、景山豊久(東亜ネオン産業)、大野慶子(吉本工芸)、籾木寛明(藤原工芸社)、山口清春(凌駕)、槐島英展(前同)、冨士都志雄(白馬)、山口武文(前同)、松尾哲史(前同)、後藤久美子(前同)、金城哉真斗(エーツーサイン)、與儀誠(前同)
▽優良従業員=中瀬英雄(白馬)、一政美千宣(ベル工芸社)、池田誠(ナップ)。

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