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業界イメージ尋ねる、学生と意見交換 宮崎県電気工事業組合

 宮崎県電気工事業工業組合(安田耕一理事長)は9日、県立産業技術専門校の電気設備科及び日章学園高等学校の電気科に通う学生と交流会を開いた。青年部協議会が主体となり、両校の学生49人に電気工事業や地元企業等の魅力をPRしたほか、組合から参加した27人のメンバーが進路や就職、業界の在り方など多岐にわたる意見を交わした。

 建設業界の担い手不足が叫ばれる昨今、技術者及び若手の確保や育成、関係機関との協力体制構築は必要不可欠である。学生と直接触れあう交流会は、就職を控える学生達の不安や悩みについて意見を交わし、魅力ある電気工事業界や組合をPRすることで安心して電気工事業界に入職してもらおうと、昨年に引き続き企画・開催したもの。

 交流会では、宮元進一郎副理事長が挨拶したのち、島田博良総務厚生委員長が会の趣旨を説明。青年部の長友光広氏が職業体験講話を行い、作業員や現場代理人の仕事内容を紹介した。また、パナソニックエコソリューションズの十時賢太氏が「これからの電気工事業界」と題して、電力システム改革の目的等を説明した。

 その後、参加者は8つの班に分かれて、「育てよう新たな光を、灯そう明日(未来)へと繋がる路を」をテーマに意見を交換。学生からは業務内容や資格・免許の必要性など具体的な質問が飛び交った。一方、組合のメンバーは、電気工事業のイメージについて尋ね、人と人との繋がりの大切さや電気工事業のやりがいをアピールしていた。

 最後に、各班の学生が代表となり意見交換の内容を発表し、「電気工事の仕事内容を深く知ることができた」などと感想を述べた。宮元副理事長は、業界に於ける今後の課題や目標に言及し、「交流事業を通じて、電気工事業界の実態や魅力を知ってもらい、受入体制の充実や人材の育成方法等に活かしたい」と話した。

 同日にはこのほか、日章学園高等学校の生徒を対象に、県立産業技術専門学校の学校案内も行った。生徒達は今後の進路の参考にしようと、担当者の説明に熱心に耳を傾けていた。

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