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小野氏が2連覇、中武氏は準優勝 九州・沖縄溶接技術競技会

 6月10日に大分県で開催された平成30年度「第49回九州・沖縄地区溶接技術競技会」で、アーク溶接の部に出場した本県代表の小野毅氏が昨年に続き優勝を果たした。アーク溶接の部では、長野秀樹氏と新村諒太氏が優良賞を獲得。昨年度に半自動溶接の部を制した中武豊氏は惜しくも準優秀賞となった。

 溶接技術競技会は、各種産業において基幹技術となる溶接技術に関して、溶接技能者の資質及び技能向上を目的に毎年開催されているもの。昨年11月に行われた宮崎県大会の結果を踏まえ、九州・沖縄地区大会にはアーク溶接の部と半自動溶接の部にそれぞれ5人の選手が本県代表として出場した。

 本県代表選手は、アーク溶接の部が▽小野毅氏(池上鉄工所)▽長野秀樹氏(山田工業)▽新村諒太氏(オリンピア工業)▽横山英之氏(池上鉄工所)▽長友祥吾氏(朝日鉄工)―の5人、半自動溶接の部が▽中武豊氏(オリンピア工業)▽中武和之氏(赤木鉄工所)▽甲斐邦廣氏(池上鉄工所)▽出水孝政氏(タネダ)▽池田竜斗氏(ブンリ)―の5人。

 大会に出場した各県代表の選手は、制限時間内で課題の製作に取り組み、日頃の業務や特訓で鍛えた技術を競った。外観やX線透過・曲げ試験等の審査を行い、団体及び個人の部の受賞者を決定。本県代表選手は4人が入賞を果たした。審美性の高さを評価する優秀作品賞には、アーク溶接の部で小野氏の作品が選ばれた。

 今大会と昨年に行われた宮崎県大会の成績を総合し、今年10月に山口県山口市で開催される全国溶接技術競技会には、本県代表として小野毅氏と中武豊氏が出場する。