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建設労働者緊急育成支援 2017年度は764人が就職

 建設業振興基金は、離転職者や新卒者らに無料で職業訓練と就職あっせんを行う「建設労働者緊急育成支援事業」の2017年度実績をまとめた。17年度の職業訓練の修了者は1024人で、そのうち就職者は764人。いずれも1年間の事業目標を達成した。

 建設労働者緊急育成支援事業は、厚生労働省から振興基金が受託し、15年度から事業を実施している。17年度は全国24拠点で訓練生を募集し、1060人が職業訓練を受け、うち1024人が訓練を修了した。

 就職を決めた764人の内訳は▽建築工事監督45人▽フォークリフト運転作業員30人▽重機オペレーター131人▽型枠・とび・鉄筋工112人▽大工・左官・配管工138人▽電気工事作業員11人▽土木作業員176人―など。加えて、建設業以外の業種に就職した修了者も121人いた。

 振興基金は18年度も厚労省から事業を受託しており、新たに鹿児島県に拠点を設け、全国25拠点で訓練生を募集している。