宮崎県は7月18日、条件付一般競争入札で行う「国道327号尾平工区(仮称)尾平トンネル工事(2工区)」を公告した。県内に本店を有し、土木一式工事の特A級に格付けされた3者で構成する特定建設工事共同企業体が参加できる。当該工事には低入札価格調査制度を適用し、入札は施工体制評価型総合評価落札方式(簡易型)で行う。
安全で円滑な交通の確保や地域の孤立化解消、緊急輸送道路としての機能保持等を目的とした国道327号のバイパス整備の一環として、尾平工区に整備するトンネル区間(終点側)を施工する。工事概要は▽トンネル掘削工L=723m▽トンネル本体工L=773m▽坑門工N=1基。工期は平成32年10月31日までを予定する。
入札に参加できるのは、宮崎県特定建設工事共同企業体取扱要領に基づく特定建設工事共同企業体の認定を受けている者。共同企業体の構成員数は3者で、いずれも宮崎県内に建設業法第3条第1項に規定する主たる営業所(本店)を有し、平成30・31年度の入札参加資格認定に於いて土木一式工事の特A級に格付けされていること。
代表構成員は、平成15年度以降に完成した国・県・市町村発注の土木一式工事で、ナトム工法による内空断面40m2以上の道路トンネル工事を元請として県内で施工した実績があること。その他の構成員には▽ナトム工法による道路トンネル工事▽道路改良工事(第2構成員は2万m3以上の掘削及び切土を含む)―のいずれかの施工実績を求める。
当該工事は技術移転を目的としているため、代表構成員に求める施工実績を有しない者、または1件の実績を有するが更なる技術移転を希望する者(以下、被技術移転者)を、第2構成員または第3構成員に少なくとも1者含んでいること。被技術移転者は、特定建設工事共同企業体入札参加資格確認申請時に特定しなければならない。
平成29年度発注の「尾平トンネル工事(1工区)」を受注した共同事業体の被技術移転者は、当該工事の被技術移転者として共同企業体の構成員になることはできず、当該工事の落札者となった被技術移転者は、今年度に発注を予定する藤トンネル工事(1工区)及び同(2工区)の被技術移転者として共同企業体の構成員になることはできない。
設計図書は宮崎県公共事業情報サービスで閲覧・ダウンロードできる。技術申請書及び共同企業体認定申請は7月18日から8月6日までの期間内に日向土木事務所へ持参または郵送すること。技術的所見については電子データも送信する。9月18日から19日にかけて入札書を受け付け、9月19日に開札する。