ものづくりの楽しさや大切さを広く県民に知ってもらおうと、宮崎県と宮崎県職業能力開発協会、宮崎県技能士会連合会が主催する「第34回技能まつり」が、5日に宮崎市のイオンモール宮崎で開かれた。イベントには、建設関連の技能士会も多数出展し、来場者にものづくりの楽しさを伝えた。
メイン会場となった2階ホールでは、塗装技能士会が木箱などの素材にペイントを施す体験コーナーを設置し、子供達が好みの色に木箱を塗りながら作業を楽しんだ。このほか、板金技能士会が銅板を使った折鶴製作体験、畳工業組合技能士会がミニ畳の製作体験、広告美術技能士会が切り絵体験コーナーを設置した。
屋外に設けられた特設会場では、建築大工技能士会が本立や花台の製作体験コーナーを設置したほか、左官技能士会が着色した壁塗り材とコテでキャラクターを描くアートコーナーを設置した。訪れた買い物客らは、熟練技能士の指導を受けながら、ものづくりの技術を体感していた。
イベント広場ではこども技能五輪が行われ、大人顔負けの技術に会場は大きな盛り上がりを見せた。このほか、熟練技能士がフラワーアレンジメントやデコラティブペインティングなどの技能を実演。とび技能士会が行ったはしご乗り・まとい振りでは、次々と繰り出される大技に歓声と拍手がわき起こっていた。