宮崎県とNPO法人大淀川流域ネットワークが運営する「宮崎県自然豊かな水辺の工法研究会」は、5月31日に県南会場、6月1日に県北会場で開催する平成30年度第1回研修会の参加申し込みを5月17日まで受け付ける。
河川や砂防に関係する行政及び企業の技術者が対象。多自然川づくりに関する全国トップクラスの研究者などを講師に招き、全国的な施策である多自然川づくりの理念や、これを地域に適用するための具体論を実践的に学ぶ。
当日は、九州電力株式会社耳川水力整備事務所の中野大助氏が「河川の蛇行と生物多様性」と題して、北海道標津川で実施された蛇行復元の事例を紹介し生物多様性回復のポイントについて説明する
また、兵庫県立大学自然・環境科学研究所の三橋弘宗氏が「河川生態系の仕組みと整備計画づくり」と題して、河川生態系管理における幾つかの課題をあげて、計画的に川づくりを進める方法について説明する。
開催日程と定員は、県北会場が5月31日に日向市中央公民館ホール(定員300人)、県南会場が6月1日にJAアズム大ホール(定員400人)。開催時間はいずれも13時から17時まで。テキスト代・税込の受講料は一人当たり3200円。
参加希望者は、大淀川流域ネットワークのホームページからダウンロードできる申込用紙に必要事項を記入し、5月17日までにFAXまたはメールで送付するとともに、受講料を指定口座に振り込む。入金確認後に参加申込受付証を送付する。
研修会は、宮崎県の総合評価落札方式において評価項目の一つに設定されているほか、全国土木施工管理技士連合会のCPDS認定講習会、建設コンサルタンツ協会のCPD認定プログラムとなっている。
研修会に関する問い合わせ及び申し込み先は、宮崎県自然豊かな水辺の工法研究会(NPO法人大淀川流域ネットワーク事務局内、電話0985-78-2655、FAX0985-48-8233、メールmizube@oyodo-river.org)。