▲写真は交付式の模様
一般社団法人宮崎県建築士会は3月3日、宮崎市と延岡市で平成29年度の「建築士免許交付式」を合同で開いた。平成29年の一級・二級建築士試験に合格した県内の建築士のうち14人が出席し、参加者一同が建築士としての晴れの門出を祝った。
宮崎市内で行われた交付式で祝辞を述べた都城支部の福丸千春支部長は、試験という難関を乗り越え、見事に資格を取得した各自の努力と精進の積み重ねに敬意を表すると共に、「人々の快適な暮らしや魅力あるまちづくり、地域の発展に直結する仕事に携わる皆さんには大きな期待が寄せられる」と述べた。
福丸支部長は、時代と共に変化する法律や技術、顧客のニーズに対応するための自己研鑽の重要性を訴え、研修及び講習、交流、地域貢献の場として宮崎県建築士会を活用してもらうよう呼び掛けたほか、「建築士という素晴らしい資格を生かして、これから社会で活躍してもらいたい」とエールを贈った。
続いて、宮崎支部の野田一孝支部長が一級及び二級の免許を交付。講話では、宮崎県宮崎土木事務所建築課と宮崎市都市整備部建築指導課の担当者が、建築確認行政や建築士法及び建築基準法の改正、住宅に関する助成制度等を紹介し、「知識と経験を最大限に生かし、施主の想いを形にする手助けをして欲しい」などと話した。
交付式ではこのほか、宮崎県建築士会の会員による活動紹介が行われ、地域社会に対する建築士の啓蒙活動や行政への協力、講習・研修会の開催や情報提供等に積極的に取り組んでいることをPRした。