先端建設技術センター(ACTEC)は、旭コンクリート工業(東京都)が開発した雨水貯留槽「新ボックス型アグア」に先端建設技術・技術審査証明を発行した。汎用型枠で製造されたボックスカルバートと頂版スラブを組み合わせることで、自由度の高い形状で構築することを可能にした他、高い耐震性と工期短縮も実現した。
雨水貯留施設は、現場打ちコンクリートで構築したり、プレキャスト部材の壁・梁・柱・スラブと底版部を現場打ちで構築するため、作業が煩雑になりがち。下水道や水路に使用される汎用型枠を活用することで、ボックスカルバートと頂版スラブを組み合わせた自由度の高い施設構築を可能にした。
審査証明書は2月27日に交付する。