国土交通省は、下水道事業を効率化する技術の実用化を加速させる「下水道革新的技術実証事業」（Ｂ－ＤＡＳＨプロジェクト）で、実規模実証とＦＳ調査（導入可能性調査）の公募を開始した。ＩＣＴを活用した効率的な下水道管理、ＡＩによる水処理の省力化など、合計６テーマで対象技術を募る。
Ｂ－ＤＡＳＨプロジェクトでは、下水道分野での研究開発・実用化を加速するため、実規模レベルの施設を設置し、技術的な検証を行う。実規模レベルでの実証の前段階として、導入効果を含めたＦＳ調査も行う。
今回の公募テーマは次の通り。
【実規模実証】▽ＩＣＴを活用した効率的な下水道施設（処理場、ポンプ場）管理に関する技術▽ＩＣＴを活用した効率的管路マネジメント技術▽高純度ガス精製・バイオガス利用等による効率的エネルギー化技術▽他の熱源よりも低コストに融雪できる下水熱利用技術
【ＦＳ調査】▽ＡＩによる水処理の省力化または自動化技術。