建築業界に特化したクラウド型情報共有コミュニケーションツール「ダンドリワーク」を提供する株式会社ダンドリワークス(滋賀県草津市)は、日南市にサテライトオフィスを開設するにあたり、施設整備に係る設計コンペの2次審査を日南市で開いた。1次審査を通過した4者が、オフィスのコンセプトや趣向を凝らしたデザイン等を説明した。
アナログでムリ・ムダ・ムラが多い建築業界において、作業の重複ミスや漏れを改善するため、同社はICT技術を活用したクラウドコミュニケーションサービス「ダンドリワーク」を展開。その開発・運営を行うオフィスを日南市に開設するにあたり、「自然と商店街に溶け込み人々が集うオフィス空間」を実現できる設計提案を求めていた。
事業計画は、油津商店街の西側アーケード沿いで店舗兼住居として使われていた既存建物(鉄骨ラーメン造3階建延べ約338m2)の内装工事設計監理及び改修工事を行うもの。事業期間は30年5月まで。建設費は2千万円程度を見込む。設計競技で最優秀者に選定された者は、当該事業の基本・実施設計、施工監理及び改修工事に参画する。
施設整備に係る設計コンペには全国から97件の応募があり、審査基準を上回った4者が1次審査を通過。20日に行われた2次審査では、ITベンチャーだからこそできる新しい働き方や企業価値を上げられるようなオフィス環境、日南の地域資源や暖かい気候を活かしつつ、来訪者との魅力的な交流を創出できる空間や機能等を提案した。
2次審査の結果は、1月29日に専用キャンペーンサイトhttps://compe.dandoli-works.co.jp/で発表する。最優秀賞(1点)に賞金30万円、優秀賞(2点)に各10万円を贈る。