▲写真は挨拶する野尻大輔氏、授業の模様
日向市の旭建設株式会社(黒木繁人社長)は24日、日向市立富島中学校(土井智喜校長)で「トイレ掃除に学ぶ出前授業」を開催した。同校の1年生146人を対象に、同社が取り組む「トイレ掃除に学ぶ会」について説明し、掃除のポイントを丁寧に指導した。
旭建設が取り組む「トイレ掃除に学ぶ会」は、人が嫌がるトイレ掃除に積極的に取り組むことにより、謙虚さや気づき、感謝の心を身につける「心磨き」を目的として行われているもの。社員一同が賛同し、同社でも積極的に清掃作業に参加している。
出前授業では、同社の野尻大輔氏が「皆が嫌がることを率先して行うことで、心に感じるものがある。皆さんの生活の中で意識を変えるきっかけなれば」と挨拶。全員で準備体操を行い、校内のトイレ8箇所と水濾し洗いの9班に分かれて作業を開始した。
生徒達は、掃除の手順や道具の使用方法について説明を受け、同社社員の指導を受けながら、便器や手洗い場、水濾しにこびりついた汚れをスポンジやたわし等で落とし壁や床などを磨き上げた。作業終了後にはトイレ内は見違えるように綺麗になった。
学年主任の佐藤茂穂先生は「トイレ掃除に学ぶ出前授業は、単にトイレを掃除するだけでなく、生徒達の心の成長にも繋がっている。これからも授業を続けてもらえれば」と話した。