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設計業務は別当設計が落札 都農町総合保健福祉センター

 平成32年に町政100周年を迎える都農町は、その記念事業の一環として「総合保健福祉センター(仮称)」の整備を計画する。10月20日に「総合保健福祉センター基本・実施設計委託業務」の入札を指名7者で執行した結果、別当設計が1430万円で落札した。税抜の予定価格は2877万4667円だった。

 都農町が計画する総合保健福祉センターは、健康推進機能と社会福祉機能を集約した複合的施設として整備するもの。その名の通り、町民の健康増進や児童及び高齢者等の社会福祉を展開する拠点であると同時に、会議室等の多機能スペースを確保し、地域コミュニティや生涯学習の場としての活用も期待する。

 現時点に於ける建設予定地は、経年劣化への対応や災害時の機能確保等を目的に建替工事が進む都農町国民健康保険病院(都農町大字川北)の隣接地。新病院を医療ゾーン、総合保健福祉センターを健康福祉ゾーンと位置付け、両施設の連携を図りながら、一体的に機能させる狙いもある。

 今回発注する業務の中では、これまでに庁内で行った施設整備に関する検討内容を踏まえ、既存の都農町国民健康保険病院の取り扱いについても勘案した上で、新施設に導入する機能や施設の規模、概算事業費、事業スケジュール等を検討し、新施設の基本及び実施設計までを行う。履行期間は30年3月31日まで。

 町では設計や工事を順次進め、町政100周年を迎える32年4月の施設完成を目指す。