宮崎県は、景観の保全や創出、活用等に功績のある取り組みを表彰する「第1回美しい宮崎づくり大賞」の受賞団体を決定した。最高賞である美しい宮崎づくり大賞は日南市の坂元棚田保存会が受賞。このほか、長年に渡って緑化啓発事業を継続している一般社団宮崎県造園緑地協会が特別賞に選ばれた。
県内で美しい宮崎づくりに取り組む個人やNPO法人、企業、学校、地方公共団体、その他の団体で、その功績が顕著であると認められるものを表彰するもの。美しい宮崎づくりに対する県民の関心を高め、県民による美しい宮崎づくりをより一層促進することを目的として今年度に創設された。
最高賞の大賞は坂元棚田保存会が受賞。部門賞は▽水と緑の景観賞=染ヶ岡地区環境保全協議会▽まちなみ景観賞=宮崎空港ビル株式会社▽未来につなぐ景観賞=桑野内地区道路整備促進協力会―が受賞した。奨励賞に日本一の干し大根と大根やぐら日本農業遺産推進協議会、特別賞にフローラルレディースと宮崎県造園緑地協会を選んだ。
特別賞を受賞した宮崎県造園緑地協会は、フラワーフェスタやプロ野球のキャンプに合わせ、平成9年から国道220号沿線で菜の花の植栽を実施。夏にはひまわり、秋にはコスモスの植栽を行っている。行政が取り組む沿道修景美化と相まって、県内外からの来訪者の思い出となる風景として大きな感動を呼んでいる。
毎年11月の美しい宮崎づくり推進強化月間にあわせて開催する第1回「美しい宮崎づくり」のつどいに於いて、表彰式及び事例発表を行う。開催日時は11月21日の13時30分から。会場はメディキット県民文化センターイベントホール。