▲写真はイベントの模様
一般社団法人宮崎県建築士会宮崎支部の青年部と女性部は、2月14日に宮崎市の宮崎科学技術館で、児童らを対象とした木育イベントを開催した。午前と午後の部に分かれて行われてたイベントには、各回約30組の親子が参加。伝統構法を用いた木組みのジャングルジム「くむんだー」を完成させ、木の魅力にふれあった。
「くむんだー」は、大工技術を生かした貫工法で、国産材の柱や横材を組んで楽しむ木育玩具。組み立てる過程や、ほどく過程を子どもたちに経験させ、木とふれあってもらうことを目的としている。全国「くむんだー」木のジャングルジム協会の川村克己会長(川村工務店三代目棟梁)が考案し、全国各地に会員を増やしている。
「遊ぶ×学ぶ=考える」と題したイベントは今回が6回目。建築士会宮崎支部の青年部及び女性部が主催し、県内の工務店や大工職人ら有志一同と設立した「くむんだー宮崎」が共催した。
イベントでは青年部の担当者が、木材を用いた構造物や製材過程をイラストを使って紹介。県内の大工職人が加工した県産材を使用すること、京都の音羽山清水寺や清水寺や大阪万博で注目を浴びた大屋根リングと同様の工法を活用すること、木材を育てるために、自然環境を大切にする必要があることを子ども達に説明した。
その後、子ども達は2つの班に分かれレ、保護者やイベント担当者の協力を得ながら、縦横に組んだ柱と横材に木づちを使ってくさびを打ち込み、1時間程度で高さ約2mの5段組みのジャングルジムを完成させた。せんぐ撒きを行ってジャングルジムの完成を祝い、しばらく遊んだ後に、全員でこれを解体した。
当時は、事前申し込みなしで参加できる木工教室も同時開催。くむんだーのリズミカルな木づちの音に誘われ、宮崎科学技術館を訪れた親子が、木材を使用したマジックハンドやミニカーの作成体験を楽しんだ。
青年部の江藤和政部長は、「木育活動を通じて、子ども達に木の温もりやものづくりの楽しさを体感してもらいたい。参加した子ども達が、将来建築士となり、私たちと一緒にくむんだーを教える立場になってもらいたい」と期待を込めるとともに、「一緒に活動してくれる建築士会員の増加にも繋がれば」と話した。