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入賞者の努力と栄誉を称える 宮崎県溶接技術競技会表彰式

      

▲写真は挨拶する松浦次長、表彰式の模様
 宮崎県と一般社団法人宮崎県溶接協会(碕山裕和理事長、※碕は石へんの﨑)が主催した2025年度第69回「宮崎県溶接技術競技会」の表彰式が、1月20日に宮崎県工業技術センターで行われた。表彰式では、優秀な成績を収めた個人12人と団体の部で2年連続優勝を果たした延岡地区に表彰状などを贈り、受賞者の努力と栄誉を称えた。

 競技会は、県内溶接技術の更なる発展や技術者の資質及び技能の向上などを目的に、県と協会の主催で毎年開催しているもの。今大会には、昨年6~8月に約200人が参加して行われた各地区予選会を勝ち上がった代表選手に加え、県立産業技術専門校構造物鉄工科の学生2人と女子の部の選手3人が特別枠で参加した。

 主催者挨拶で宮崎県商工観光労働部の松浦好子次長は、溶接技術がものづくりの現場に欠かすことができない基盤技術であり、溶接技術者の資質や技術の向上を目的とした競技会が、専門校で溶接を学ぶ学生に於いても貴重な機会になっていると指摘。「皆さんの活躍によって、本県のものづくり産業が一層飛躍することを期待する」と述べた。

 協会顧問を務める日髙博之県議会議員は、人口減少や少子高齢化に伴う担い手の減少など、溶接業界に於いても様々な課題が山積する中、溶接技術の更なる向上のためには、優秀な機器や材料の進歩だけでなく、溶接作業に携わる人達の技能の向上が重要であると指摘。競技会をはじめとした協会の取り組みに敬意を示した。

 審査講評で碕山理事長は、県大会に初めて出場する選手が12人にのぼったこと、外観検査やX線検査、曲げ試験に加え、競技中の安全作業も審査の対象としたこと、半自動溶接部門では、曲げ試験とX線検査で入賞者の得点に差が生じたことなどを説明。来たる九州大会及び全国大会での活躍に期待を込めた。

 表彰式では、個人及び団体の部の入賞者に表彰状と記念品が贈られた。半自動溶接の部で優勝した片平禎陽氏は、「受賞の喜びを胸に、溶接技術の更なる高みを目指し、日々の研鑽を惜しまず、先輩方の教えを糧に挑戦し続ける」とともに、「後進の育成にも力を注ぎ、宮崎県のものづくりを支える技術を次の世代へと繋げていく」と意気込みを語った。

 今大会の成績優秀者5人(アーク溶接の部3人、半自動溶接の部2人)が、5月に鹿児島県で行われる九州大会に出場する。また、今大会の各部門の優勝者は、10月に北海道で開かれる全国大会に本県代表として出場する。

 個人の部の入賞者は次のとおり(敬称略)。

*アーク溶接の部
▽優勝=小野毅(池上鉄工所)
▽準優勝=新村諒太(九州オリンピア工業)
▽優秀賞=黒木友和(清本鉄工)、長野秀樹(山田工業)
▽優良賞=堀井貴博(ホリイ)

*半自動溶接の部
▽優勝=片平禎陽(ブンリ工業)
▽準優勝=山本優太(ホリイ)
▽優秀賞=松岡篤武(金丸工業)、三原省一郎(山下鉄工所)
▽優良賞=矢津田修二(山田工業)
▽敢闘賞=原田天地(県立産業技術専門校)

*女子の部
▽優勝=新地梨央(清本鉄工)。