仕事と生活の調和の実現に向けた職場環境づくりに積極的に取り組む企業等を認証する「ひなたの極(きわみ)」認証制度で、宮崎県は今年6月~11月に卸・小売業の株式会社川上木材(宮崎市)や製造業のブンリ工業株式会社(都城市)など6社を認定した。認証企業は今回を含めて90社となった。
2018年に創設した「ひなたの極」認証制度は、仕事と家庭の両立に向けた職場環境づくりに関して、特に優れた成果が認められる企業等を認証するもの。認証されるためには、働き方(休み方)の見直しに関する取組と実績、育児・介護休業制度等の整備状況と実績など、県が定める審査項目を一定数満たす必要がある。
川上木材(川上宰代表取締役)は、木材流通を中心に「木材・建築資材事業」「パラダイスデザイン事業」「貿易事業」の3事業を展開。事業部門のチームワークを大切に、働きやすさと社員が成長を実感できる環境を整え、地域に愛される会社を目指している。
ブンリ工業(田代誠代表取締役)は、工作機械用クーラントろ過装置の専門メーカー。創業以来、製品にこだわり、国内唯一の専門メーカーとして成長を続けている。年次有給休暇取得率90%以上、男性育休取得率100%(平均1カ月間取得)を達成し、仕事とプライベートを両立できる職場づくりにこれからも取り組むとしている。