日向市の旭建設株式会社(黒木繁人代表取締役社長)は、11月13日に日向市立細島小学校でドローンを活用した「防災教室」を開講した。同校の6年生約20人を対象に、土木の仕事内容や必要性、ドローンが防災に果たす役割りを説明したほか、生徒対がドローンの操縦体験を行った。
防災教室には、同社から4人が講師として参加。通学路や橋梁、トンネル、公園などを造ったり、様々な施設を改良するなどして、災害から地域の暮らしを守り、住みよい環境を構築していることを説明し、土木が社会に果たす重要性を伝えた。
ドローンを活用した防災対応に関しては、災害発生時にドローンを使って現地の調査を行い、ドローンで撮影した写真を活用して安全な通路を確認していることを説明。人が行くことができない場所でも、ドローンを活用すれば安全に現地を確認することができ、空の目として安全・安心を守る一翼を担っていることを紹介した。
説明後には、生徒達がドローンの操縦に挑戦。社員の指導を受けながら、コントローラーを操作して、ドローンからの映像を確認していた。参加した生徒は、「土木の仕事やドローンが私達の暮らしを支えてくれていることを知ることができた」「ドローンの操作は難しかったけど楽しかった」などと話した。
DX推進室のエンダレイ・ウー氏は、「ドローンが災害時にどのように役立っているかを知ってもらい、ドローンの操縦を体験してもらうことで、ドローンや土木の仕事に興味を持ってもらえれば」と期待を込めた。