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地元で働く楽しさ学ぶ、子ども達が職業体験 日向建協

      
▲イベントの模様

 日向地区建設業協会は、11月18日に美郷町立美郷北義務教育学校で行われた地域創成に繋がるキャリアプログラム「みさとみらいワークランド」に参加した。会員が建設業の仕事や魅力をPRし、幼児・児童・生徒達と一緒に職業体験を行った。

 同校に通う幼稚園生から9年生(中学校3年生)の生徒75人が、北郷地区に事業所を構える林業、建設業、農業、製品加工業、防災、救急救命等の各ブースで一緒に働き、様々な業種を体験することで、仕事の楽しさやお金の大切さを学び、地元で働く一つのきっかけになるよう開催されたもの。

 運動場で行われた建設業体験では、レンガ・砂・水を使ったレンガアーチ橋造りに挑戦。子ども達と会員が協力しながら、壊れないよう丁寧にレンガを積んでアーチ橋を完成させ、完成したアーチ橋を緊張しながら渡った。

 体験後には、子ども達にお給料(当日のみ使える通貨「きらら」)が手渡された。昼食では、「きらら」を使って美郷町産の食材を使用した弁当等を購入し、食事を楽しんだ。

 参加した児童は「レンガと砂で橋が造れることに驚いた」「建設業の仕事は大変そうだけど楽しかった」などと笑顔で話した。

 同協会に所属する株式会社北部産業開発(美郷町)の坂本浩一氏は、「建設業を知ってもらい、地元にも働く場所があるので、将来、北郷に戻ってきて働くきっかけになれば嬉しい。初めての取り組みだったが、今後も継続していきたい」と話した。