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大久保小で出前講座や体験学習 宮崎地区建設業協会

      
▲写真はイベントと奉仕活動の模様

 11月18日の「土木の日」に合わせて、宮崎地区建設業協会(本部喜好会長)は11月18日、宮崎市立大久保小学校で出前講座と体験学習を開催した。同校の6年生23人を対象に、出前講座で建設業が果たす役割や魅力を伝えたほか、高所作業車や重機への試乗、レンガのアーチ橋造りを通じて、子ども達が土木にふれあった。

 同協会では、「土木の日」啓発活動の一環として、地域建設業の果たす役割を子ども達に知ってもらおうと、毎年、管内の小学校で独自のイベントを開催。2012年度から活動を継続しており、今回で14回目の開催となる

 土木に関する出前授業では、協会理事の戸敷泰士氏が、安全・安心で快適な生活を送るために欠かすことのできない道路や橋梁といった社会インフラの整備・維持管理を建設業が担っていることを説明。災害対応や地域貢献活動にも積極的に取り組み、完成後の達成感や地域の方々に喜ばれることが大きな魅力であると説いた。

 ふれあい体験では、会員の指導のもと、レンガや砂を使ってアーチ橋を造り、完成させたアーチ橋を渡った生徒からは大きな歓声があがった。高所作業車に試乗した生徒は、地上の友達に手を振るなどして楽しんだ。重機の試乗体験では、会員企業の技術者がレバーの動かし方などを説明し、実際に子ども達がバックホウを操った。

 当日はこのほか、会員企業83社から多数の職員が参加し、校内の側溝に堆積した土砂の撤去作業に汗を流した。本部会長は、特に若年層の不足が喫緊の課題となっている地域建設業の現状を踏まえ、「イベントを通じて旧3Kの建設業のイメージを払拭し、子ども達に建設業の魅力や楽しさなどを感じてもらえれば」と期待を込めた。