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瓜生野小で奉仕活動、建機試乗も 宮崎地区建協青年部

      

▲写真は作業、試乗体験の模様

 宮崎地区建設業協会青年部(岩永敦嗣部長)は11月4日、宮崎市立広瀬小学校で2025年度の奉仕活動を行った。活動には青年部のメンバー約30人が参加。敷地内の側溝に堆積した土砂の撤去やグラウンド入口付近の凹凸の敷き均しを行ったほか、同校の5年生3クラスを対象に建設機械の試乗体験も行った。

 地域の環境改善や地域貢献活動に積極的に取り組んでいる青年部では、地元住民や子ども達に建設業を身近に感じてもらう「ふれあいの場」として、01年から宮崎市内の学校施設を対象とした奉仕活動を展開。活動は今年で25年目を数える。

 開会挨拶で岩永部長は、将来を担う子ども達の環境改善、地域住民及び子ども達に建設業を身近に感じてもらう「ふれあいの場」として、毎年、小中学校で活動を実施していることを説明。活動を通じて、建設業の魅力や重要性を発信するとともに、地元の子ども達から将来の建設業の担い手が生まれることに期待を込めた。

 早朝から行われた作業では、事前に学校から寄せられた要望に基づき、運動場の周囲に設けられた側溝に堆積した多量の土砂を、建機とマンパワーで丁寧に取り除いた。また、凹凸が生じていた構内敷地に側溝から撤去した土砂を敷き均して、不陸整正も行った。休み時間中の子ども達が、熱心に作業を見つめる姿も見られた。

 午後からは、建設機械の試乗体験も実施。青年部員とともにバックホウの運転席に乗り込んで操縦に挑戦したり、敷き均しで使用したロードローラーの助手席に乗り込んでグラウンドを疾走したほか、空高く昇る高所作業車に試乗した。奉仕作業や試乗体験で使用した建機は、太陽建機レンタルが提供した。

 高所作業車に試乗した生徒は、「高い所は苦手だけど、とても楽しかった」と笑顔で話した。宮崎市教育委員会学校施設課の町田英樹課長補佐は、長年にわたる青年部の献身的な活動に対して感謝の意を示し、広瀬小学校の佐藤健一郎校長は「子ども達もイベントを楽しみにしていた。一生の思い出になる」と話した。