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中野JVが6.9億で落札 消防庁舎訓練棟外新築

 宮崎市は10月29日、条件付一般競争で「宮崎市消防局・北消防署訓練棟外新築工事のうち建築主体工事」の入札を執行し、中野・山春・光特定建設工事共同企業体が6億9500万円で落札した。訓練棟A棟~C棟のほか、車庫倉庫棟や駐輪場等の新築に係る建築主体工事(電気・機械設備、外構を除く)を施工する。

 洪水浸水想定区域内に位置し、経年に伴う老朽化等の課題を抱える現在の消防庁舎を、霧島5丁目の消防局管理地に移転整備する。新施設は▽庁舎棟▽訓練棟▽車庫倉庫棟―の3施設で構成する。施設整備に係る基本・実施設計は、久米・岩切特定JVが担当した。計画では、2026年度内の竣工及び供用開始を目指している。

 今回工事の対象施設の規模は、▽訓練棟A棟=RC造一部S造3階建675.41㎡▽同B棟=RC造3階建324.48㎡▽同C棟=S造3階建66.12㎡▽車庫倉庫棟=S造2階建550.56㎡▽来庁者駐輪場=アルミ合金造平家建10.50㎡)▽バイク駐輪場=アルミ合金造平家建20.47㎡)―。自家給油設備の新築も含む。

 入札に際しては、低入札価格調査制度を適用。応札は1者のみだった。工事場所は宮崎市霧島五丁目1番1で、工期は2026年11月30日まで。公表価格は7億1570万円、調査基準価格は6億5844万4000円、失格基準価格は6億4527万5120円だった。金額は税抜。

 一方、免震構造の新庁舎棟(S造4階建延べ5164.42㎡)に関しては、既に建設工事を発注済。建築主体工事は桜木・松本・井上特定JV、電気設備工事(訓練棟・車庫棟含む)は九南・小田・電工社特定JV、機械設備工事(前同)は江坂・生目・巴特定JV、工事監理は内藤・ごとう特定JVが担当する。