▲写真は挨拶する島川所長、大会の模様
国土交通省九州地方整備局延岡河川国道事務所(島川浩一所長)は10月28日、管内の受注者及び災害協定締結業者を対象とした2025年度の安全大会を開催した。大会は、会場とウェブを併用したハイブリッド形式で開催。無事故・無災害の達成に向けて、安全に関する講話や安全宣言等を行い、参加者が安全意識の更なる高揚を図った。
主催者挨拶で島川所長は、建設業に於ける労働災害の発生状況を踏まえ、「見える危険」はもとより「潜む危険」に対しても適切な対策を講じる必要性を強調。「力を合わせて労働災害防止に取り組んでいくことが重要」と述べ、安全意識の徹底を呼び掛けた。
延岡労働基準監督署の三浦義雄安全衛生課長は、建設業における労働災害の防止について、管内の災害事例等を交えながら解説。NTTフィールドテクノ及び九州電力送配電の担当者が、通信ケーブル事故や公衆災害等の未然防止について説明した。
延岡河川国道事務所の荒武宗人工務第一課長は、九州地方整備局の事故発生状況や事例等を踏まえ、事故防止の取り組みを説明した。施工業者による安全対策として、株式会社松澤組の加門和典氏が現場で取り組んだ安全施工事例を紹介した。
安全宣言で株式会社竹尾組の竹尾英樹氏は、リスクアセスメントを活用した全員参加の危険予知活動や新規入場者教育・送り出し教育の徹底、安全パトロールの充実、作業手順書を遵守し、不安全行動による事故の根絶に努めることを誓った。