▲写真は挨拶する古手川社長、表彰式の模様
太平洋セメント株式会社九州支店(的場哲司執行役員支店長)は、構内美化や設備の機能保持、作業環境の改善といった自主保全活動が特に優れていたとして、日向サービスステーション(SS)の管理を手掛ける龍南運送株式会社を表彰した。10月9日に現地で表彰式を行い、日向営業所の岡田正幸所長に感謝状と記念品を手渡した。
日向SSでは、職員同士で話し合いながら、安全性の確保を目的とした構内通路の塗り分け、各種設備の塗装及び軽微な修繕、作業員が働きやすい環境整備といった自主保全活動に積極的かつ計画的に取り組んだ。全国で同様の表彰を受賞しているSSは10箇所程度。九州管内では過去に宮崎SSが受賞し、日向SSが4箇所目となる。
9日に行われた表彰式には、太平洋セメント九州支店セメント営業部の伊坂甲部長や本社セメント事業本部物流グループの西岡一彦サブリーダー、龍南運送の古手川哲代表取締役社長のほか、災害防止協議会の関係者ら多数が出席。日向SSの岡田所長は、「受賞は社員や関係者の協力があってこそ」と述べ、周囲の理解と協力に感謝の意を示した。
九州支店在籍時から、宮崎を含む県内SSの自主保全活動をアドバイスしてきた西岡氏は、「以前と比較して、構内が隅々まで綺麗になっていて驚いた。皆さんの苦労と努力が各所ににじみ出ていた」と述べ、「全国に114箇所あるSSの中でもトップクラス。ここでの取り組みを全国のSSに横展開していきたい」と力を込めた。
伊坂部長は、日向SSの美しさを称えるとともに、整理・保全されているSSが安全に対する意識を体現していると指摘。自主保全活動を通じて、設備に対する愛情が生まれ、怪我をしない、作業員の安全を守るといった意識に繋がる好循環の重要性を強調し、「今後も積極的に自主保全活動に励んでもらいたい」と期待を寄せた。
龍南運送の古手川社長は、「運送会社にとって安全以上のものはない」としたうえで、「全てに於いて配慮が行き届いた綺麗な現場があってこそ、良い品物を納期通りに、安全に届けることができる」と指摘。今回の表彰をきっかけに、宮崎SS及び日向SSの良い風を、同社が手掛ける様々な事業に波及させていきたいと述べた。
当日はこのほか、参加者全員で日向SS構内を見学し、自主保全活動の成果を確認したほか、チェックリストに基づく安全パトロールも行った。