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公共施設で保全活動と木工教室 宮崎県建築協会青年部

      

▲写真は保全活動、木工教室の模様

 一般社団法人宮崎県建築協会青年部(櫻木博文部会長)と女性技術者の会(チーム・ラポール)は8月2日、宮崎市の大淀地区交流センターで2025年度の「公共建築物保全活動」を実施した。経年劣化が進む施設の補修作業に汗を流したほか、地域の親子などが参加する木工教室も同時開催し、ものづくりの楽しさを伝えた。

 地域に根ざす建設業としての社会貢献や部員の更なる団結、奉仕に対する意識の向上を目的として、1997年度から実施しているもの。公共施設に於ける無償での保全・点検活動やものづくりの楽しさを伝える木工教室の取り組みが高く評価され、2012年度には宮崎市から青年部に対して感謝状が贈られている。

 木工教室の開始式で挨拶に立った櫻木部会長は、参加した親子を前に協会の活動内容や建築業が果たす役割などをPR。これを機会に「建築業に興味を持ってもらいたい」と期待を込めつつ、「怪我のないよう、ものづくりを楽しんで」と呼び掛けた。

 施設の保全活動では、センター側から事前に寄せられた要望を踏まえ、建物の周囲に設けられた細い通路(犬走り)のクラック補修や学習室の本棚の作製、多目的ホールの靴箱の作製、玄関付近の高圧洗浄作業に手分けして取り組んだ。このほか、事前に用意していたチェックリストに基づき、建物内外部の劣化診断も行った。

 一方、木工教室に参加した約40組の親子は、オリジナルの椅子の作成に挑戦。青年部とチーム・ラポールのメンバーが補助をしながら、カット済みの木材を釘と金槌を使って組み立てて、世界に一つだけの椅子を完成させた。一番乗りで椅子を完成させた女子児童は、「難しかったけど楽しかった」と笑顔で話した。

 同センターの藤原館長は、「無償で施設の修繕を行っていただき、とてもありがたい」と感謝の意を示した。チーム・ラポールの岸本結莉愛会長は、「小さい頃からものづくりの楽しさを知ってもらいたい。今回は女子児童も多く参加しているので、男女を問わず、建設業に興味を持ってもらう機会になれば」と期待を込めた。